2009年 11月 16日
今日の「はむ」&下の水槽の水質!
入れて10時間後に測定してみました。
(投入前のデータ)
PH7.4 KH2°dh GH15°dh 硝酸塩50ppm以上
(投入から10時間後のデータ)
PH7.2 KH2°dh GH14°dh 硝酸塩20ppmくらい
(検証)
①GHの緩やかな減少
GHはゆるやかに下がってきています。
これはアルカリ性の元のOH-が、ソフト濾材から出るH+と
リバースグレインソフトのカルシウムイオンの吸着が働き始めていることを
意味していると思います。
②硝酸塩の減少
これもリバースグレインソフトが働き始めていることを意味していると思います。
③PHの減少
GHが下がるとPHは下がります。
しかし硝酸塩が減ってくるとPHが上がるはずです。
ということはプラスマイナスゼロでPHは動かないはずですよね。
でも総合的に下がっています。
アルカリの元のOH-の減少量 > 酸性の元の硝酸塩の減少
なのかもしれません。
それに酸性に傾く一因にバクテリアの呼吸があります。
バクテリアは硝化作用のとき、酸性の元であるH+を放出しています。
(アンモニア→亜硝酸への硝化作用)
2NH3+3O2 → 2NO2- + H2O + H+
(亜硝酸→硝酸への硝化作用)
2NO2- + O2 → 2NO3-
これら2式を合わせると、
NH3 + 2O2 → NO3- + H2O + H+
H+を放出しています。
つまり若干ですが、PHが下がったことにより、バクテリアの住みよい環境になり、バクテリアが増殖した結果、H+が増えて更にPH低下を助長しているように思います。
とにかくいい方向に動いているように思います。
そして今測ると
PH7.2くらい GH13°dh でした。
いい調子です。♪
投入から1日経って、少しずつ減ってきています。♪
ゆっくり下がるのがベストです。
でも硝酸塩って海水水槽だったらゼロが望ましいんでしょうが、淡水水槽の場合いくらくらいがベストなんでしょうね。ある程度あった方がいいと聞いてますが、そのある程度ってどれくらいなんでしょう?
(寄生虫)
今日の夕方、水槽を見ると何やらまた見たこともない得体の知れない物体が漂っています。
早速ピペットで吸出し、スライドガラスの上に乗せて観察。
寄生虫と思われます。
最初に排出されたものとはまた違った種のようですが。
今日最初に出た寄生虫に関して、水生生物センターに問い合わせしました。
その結果、「円形動物の線虫綱に属する寄生虫」であるとの回答をいただきました。
この種の寄生虫は1匹単独で存在することは稀であるらしいので、複数が体内にいたと思われます。
私が発見した限りでは3匹目ですが、知らないうちに排出されて濾過槽に流れ込んでいるものもあるでしょうね。
でもまあ死んで排出されているので、漂っていても大丈夫とは思うのですが。
今後のために、今回の寄生虫は永久プレパラートを作製し、残りはホルマリン保存しておこうと思います。
そして今日のマンチャの「はむ」の様子はというと、
日に日に良くなってきています。
今日の餌食いは絶好調のときとほとんど変わらない感じです。
上からパラパラ降ってくるキャットが体に触れるやいなや、興奮して我先にキャットの上にかぶさります。
食べ終わってもじっとしてることなく、平坦な底を齧るようなしぐさを見せています。
エアストーンにかぶさったり、エアチューブを噛もうとしたり。
私がそばに近寄ると、すぐに寄ってきてくれます。
これだけで十分です。他に何も言うことありません。
眉間のくぼみも少しずつ目立たなくなってきました。
by doppuri-ei | 2009-11-16 06:39 | 淡水エイ